45%が「サイバーセキュリティは国境警備と同じくらい重要」と認識(マカフィー、SDA)
マカフィーとベルギーのSecurity and Defense Agenda(SDA)は、「サイバーセキュリティ:世界ルールの主たる争点」と題するサイバー防衛報告書を発表した。
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報告書によると、世界の専門家の57%がサイバースペースで軍拡競争が起こっていると考えていることや、36%がサイバーセキュリティはミサイル防衛よりも重要であると考えていること、43%サイバー攻撃によってもたらされる最大の脅威のひとつとして、重要インフラの破壊または混乱を挙げており、その経済的な影響は広範囲におよぶと認識していること、45%がサイバーセキュリティは国境警備と同じくらい重要であると考えていることなどが明らかになっている。また報告書では、対策の上位6つとして「リアルタイムでの世界的な情報共有」「民間部門と公共部門の両方で、セキュリティ分野の重要な技術改善を図るための報奨金の設定」「国際的なサイバー犯罪と戦うために、法執行機関に、より大きな権限を与える」「ベストプラクティスに基づいた国際的なセキュリティの規範を策定」「世界的なサイバー条約が直面している外交面の課題の解決」「一般市民を支援するための、現在のプログラムを超える意識改革キャンペーン」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》