Android OSを狙うマルウェアが過去最高の水準--2011年ウイルス検知データ(マカフィー)
マカフィーは、2011年におけるコンピュータウイルス、不審なプログラムの検知データの集計を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
PUP(不審なプログラム)については、新たな動向は観測されておらず安定化の傾向にある。しかし、PUPの脅威は依然としてあるため、引き続き警戒は必要。モバイルにおいては、2011年に新たに報告されたモバイルマルウェア(PUP、亜種を含む)は420件で、このうちAndroid OSを対象とするマルウェアは全255件と過去最高の水準となった。Android OSの脆弱性を突いてroot権限奪取を行うマルウェアや、C&Cサーバからのコマンドを実行するバックドア機能が組み込まれたマルウェアが出現した。今後も引き続き、モバイルを狙ったマルウェアには注意が必要としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》