PDFを悪用するサイバー攻撃対策で電子署名認証を改良、アドビも協力(NISC)
NISCは、PDFファイルの改ざんによるサイバー攻撃への対策について発表した。政府機関の取り組みを紹介している。
脆弱性と脅威
脅威動向
政府機関の取り組みとしては、4月11日に米アドビシステムズ社より「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」の既知の脆弱性(JVNTA12-101B)に対処するための修正版ソフトウェアが公開された際に、同日付でNISCから各府省庁に情報提供と修正ソフトの適用を指示する注意喚起を行った。また、なりすまし防止のための電子署名である政府認証基板(GPKI)において、アドビシステムズ株式会社の協力により、認証局の自己署名証明書の自動配信を開始、容易な確認を可能にした。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》