複数の製品が影響を受けるWindowsコモンコントロールの脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、Windowsコモンコントロールの脆弱性により、任意のコードが実行される脆弱性(MS12-027:CVE-2012-0158)に関する検証レポートを公開した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
同社では今回、この脆弱性の再現性について検証した。検証は、WindowsXP SP3上のOffice2007 SP3を検証ターゲットシステムとして実施。ターゲットシステムに、細工したワードファイルを開かせることで任意のコードを実行させた。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するものであった。その結果、誘導先のコンピュータ(Debian)のコンソール上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示され、ターゲットシステムの制御の奪取に成功した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》