海外拠点がウィーケスト・リンクの標的に--セキュリティ分析レポート(NRIセキュア)
NRIセキュアは、「サイバーセキュリティ 傾向分析レポート2012」をまとめ、発表した。海外拠点をもつ日本企業の世界各地に点在するWebサイトの半数で致命的な脆弱性が確認されている。
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レポートによると、「セキュリティ管理を現地任せにしていることが多い、海外拠点Webサイトの半数は危険な状態にある」「企業の公開Webシステムの3割強が、ファイアウォールで防げない危険な脆弱性への対策が不十分」「ソーシャルメディアの普及により、標的型メール攻撃の脅威が大きくなってきているが、それに向けた対策が不十分である」の3点が大きな問題として浮き彫りになった。特に、海外拠点をもつ日本企業の世界各地に点在するWebサイトの半数で致命的な脆弱性が確認されており、こうした「ウィーケスト・リンク」が標的になると警告している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》