標的型攻撃などに有効なセキュリティログ監視サービスの提供を開始(BBSec) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

標的型攻撃などに有効なセキュリティログ監視サービスの提供を開始(BBSec)

 ブロードバンドセキュリティ(BBSec)は9日、標的型攻撃などに有効なセキュリティログ監視サービス「Incident Log Monitoring Service」(ILMS)の提供を開始した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
サービスイメージ
サービスイメージ 全 1 枚 拡大写真
 ブロードバンドセキュリティ(BBSec)は9日、標的型攻撃などに有効なセキュリティログ監視サービス「Incident Log Monitoring Service」(ILMS)の提供を開始した。

 「標的型攻撃」では、一見普通のメールと区別のつかない「標的型攻撃メール」、OSやアプリケーションなどの脆弱性(セキュリティホール)に対する修正パッチが提供される前に行われる「ゼロデイ攻撃」など、既存のセキュリティデバイスだけでは防ぎきれないケースが発生している。そのため、内部のPC等がマルウェア(ウイルス)に感染してしまう可能性が高く、万一マルウェアに感染しても情報を外部に流出させず、出口で食い止める「出口対策」が重要となる。

 「Incident Log Monitoring Service」は、入り口対策では防げなかった攻撃に対して、「ふるまい検知」「遮断対応」の運用を24時間/365日実施して防御するものとなっている。ファイアウォールや侵入防止システム(IPS)といったセキュリティデバイスや各種サーバのログを、統合ログ管理ツールに集約し相関分析を行う。これにより、ふだんと違うパケットの「ふるまい」を検知できるという。また各種悪性先データベースとのマッチングにより、悪意あるサイトへの誘導、C&Cサーバへの接続を防ぐ。

 提供価格は、ログ監視対象デバイス、ログ想定量および、運用範囲(遮断対応有無等)により、個別見積りとなる。対象デバイスがファイアウオール・IDSの場合、参考価格で初期料金50万円~、運用費用50万円/月~など。

BBSec、セキュリティログ監視サービス「Incident Log Monitoring Service」提供開始

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  3. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  4. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  5. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  6. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  7. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  8. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

  9. インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

    インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

  10. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

ランキングをもっと見る