Windows 8のセキュリティ対策の弱点と、それを保護する最新版ノートン(シマンテック) | ScanNetSecurity
2026.07.14(火)

Windows 8のセキュリティ対策の弱点と、それを保護する最新版ノートン(シマンテック)

シマンテックは、技術説明会「Next@Norton」を開催、「最新の脅威~ネット犯罪とWindows 8」「ノートン最新版およびWindows 8」が紹介された。

脆弱性と脅威 脅威動向
発表を行った、シマンテックの林氏(左)および吉田氏(右)
発表を行った、シマンテックの林氏(左)および吉田氏(右) 全 8 枚 拡大写真
株式会社シマンテックは7月17日、技術説明会「Next@Norton」を開催した。本説明会は、最新の脅威や同社の新製品に搭載される技術、機能などを紹介するもので、年に一回開催されている。今回は「最新の脅威~ネット犯罪とWindows 8」「ノートン最新版およびWindows 8」が紹介された。最新の脅威では、同社セキュリティレスポンス、ディベロップメントマネージャである林薫氏が「脅威」の観点からWindows 8を説明した。Windows 8では保護に関する新規機能が少なく、その大半はWindows Vistaや7で利用されている技術。そのため、Windows Vistaや7の脅威が8でも有効になるとしている。

また、OSの起動時にウイルス対策ドライバが先に読み込まれ、サードパーティのプラグインドライバをスキャンする「ELAM」がWindows 8に搭載されるが、ここにはデジタル署名かファイルハッシュしか登録できず、その数も限られている。このため脅威の亜種やポリモーフィックの脅威には対応できないと指摘する。さらに「Windows Defender」は保護機能が乏しく、Windows Explorer向けのスマートスクリーンフィルタはレピュテーションベースのため、蔓延度でしか脅威を判別できないとした。ハードウェアの感染をブートプロセス時にチェックする「UEFI」は対応ハードウェアが限られ、すべてのユーザを守るには不十分であるとしている。最新の感染手法やルートキットについても紹介した。

ノートン最新版については、同社ノートン事業部リージョナルプロダクト マーケティング シニアマネージャである吉田一貫氏が紹介した。9月に提供が予定されている「ノートン」の最新版は、製品からサービスへ移行する「バージョンレス」、それによる「再起動の必要がないこと」「より安全に」「より速く」の4つがポイントであるとした。Windows 8ではMetroと既存のデスクトップの双方に対応し、Metro版では現状把握や各種設定が行える「メイン画面」、クラウドでやり取りするデータをチェックする「クラウドスキャナー」、情報漏えい対策の「IDSafe」が組み込まれたオリジナルのブラウザ「Norton Private Browser」が提供される。「詐欺対策インサイト」もアップデートされ、クラウドソーシング手法やビッグデータシステム、データ分析を組み合わせ、全体的なフィッシング詐欺対策の有効性を向上するとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

    高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

  2. アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

    アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

  3. アフラック生命保険、不正アクセスのFAQ公開 CPU高負荷から発覚 原因調査中

    アフラック生命保険、不正アクセスのFAQ公開 CPU高負荷から発覚 原因調査中

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

  5. Amazon S3 設定不備 ~ 電子チェックインシステム「Tabiq」で 1,060,338 人分の本人確認書類画像がアクセス可能に

    Amazon S3 設定不備 ~ 電子チェックインシステム「Tabiq」で 1,060,338 人分の本人確認書類画像がアクセス可能に

ランキングをもっと見る
PageTop