なりすましメールを防止する送信ドメイン認証技術DKIMに対応(Yahoo!JAPAN) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

なりすましメールを防止する送信ドメイン認証技術DKIMに対応(Yahoo!JAPAN)

 ヤフー(Yahoo!JAPAN)は18日、送信元を偽装した“なりすましメール”を防止する送信ドメイン認証技術「DKIM(Domain Keys Identified Mail)」に対応した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
検証が正しくできなかったメールの「注意喚起」アイコン
検証が正しくできなかったメールの「注意喚起」アイコン 全 3 枚 拡大写真
 ヤフー(Yahoo!JAPAN)は18日、送信元を偽装した“なりすましメール”を防止する送信ドメイン認証技術「DKIM(Domain Keys Identified Mail)」に対応した。

 受信事業者として「DKIM」に対応するもので、これにより、DKIMを導入しているプロバイダのメールになりすましたメールが見分けられるようになる。Yahoo!JAPAN独自の取り組みとして、DKIM認証が正しくされたメールには発信元ドメインを表示、検証が正しくできなかったメールの一部に「注意喚起」アイコンを表示する。

 またYahoo!JAPANが提供するドメインで送信されるすべてのメールについてもDKIMに対応した。Yahoo!メール(yahoo.co.jp、ybb.ne.jp)で送信されるメール、Yahoo!JAPANからのお知らせメール(mail.yahoo.co.jp)にDKIM署名を付与するとのこと。これにより、「yahoo.co.jp」「ybb.ne.jp」「mail.yahoo.co.jp」のなりすましが防止される見込み。

 さらに、Yahoo!メールにおけるDKIMアイコン表示について、国内外のプロバイダーやメールクライアントソフトを開発するベンダーが同様の仕組みを取り入れ可能なように、認証結果表示機能の技術仕様や表示方法を「レファレンスガイド」として、無償公開している。

 Yahoo!JAPANでは、2005年7月より「DomainKeys(ドメインキーズ)」を、2006年12月より「SPF」を導入し、なりすましメール防止対策を実施している。

Yahoo!メール、なりすましメール防止の新技術「DKIM」に対応……判定結果をアイコン表示

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  4. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  5. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  6. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  7. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  8. 早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

    早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

  9. Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

    Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

  10. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る