更新の未適用率が高いのはJavaおよびAdobe製品--マイクロソフトレポート(マイクロソフト)
日本マイクロソフトは、「マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート 第13版」を公開した。
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2012年上半期における業界の脆弱性露見は2011年下半期から11.3%、2011年上半期から4.8%増大、徐々に減少していた動きとは逆の傾向となった。増加の大半はアプリケーションの脆弱性によるもので、OSの脆弱性は依然減少傾向にある。エクスプロイトでは、2012年上半期はHTMLまたはJavaScriptを介して広まったエクスプロイトを報告しているPCの数が依然として多く、その主な原因は「Blacole」が引き続き流行しているためとしている。
脅威のファミリでは、さまざまなソフトウェア製品のプロダクトキーを生成するツール「Keygen」が最も多く検出された。レポートが対象としている105の国および地域でトップ10の脅威に入っている割合は98%、またKeygenの検出があったPCの76%以上が他のマルウェアの検出を報告している。セキュリティ更新プログラムの未適用率では、最新の更新が未適用であるのは「Oracle Java」が94%と最も多く、「Adobe Flash Player」70%、「Adobe Reader」60%と続いた。このトップ3は最新3つの更新すべて未適用でも変わらなかった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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