日本語の開発言語で作成されたトロイの木馬を確認--脅威レポート(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.22(水)

日本語の開発言語で作成されたトロイの木馬を確認--脅威レポート(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、2012年10月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。同社では11月下旬、日本語の開発言語「プロデル」で作成された「TROJ_DELETER.AF」を確認している。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
トレンドマイクロ株式会社は12月7日、2012年10月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。同社では11月下旬、日本語の開発言語「プロデル」で作成された「TROJ_DELETER.AF」を確認した。これは、有名な海外製のサンドボックスゲーム「Minecraft」を装って「自作Minecraft.exe」のファイル名で国内のゲームコミュニティサイトで流通しており、ユーザがファイルをダウンロードして感染するとPC内の全てファイルを削除する。実際の感染例は少数であるものの、OSのシステムファイルも削除されるため、感染するとOSを起動できなくなる恐れがある。

同様に日本語の開発言語「TTSneo」で作成された不正プログラムとしては2011年2月に「TSPY_KEYLOG.AG」が確認されている。これはSkypeのインストールモジュールやYahoo!メール用のアプリケーションを装ってインストールを促し、実行後はアフィリエイトサイトにユーザを誘導するものであった。不正プログラムを開発するプログラミング言語は、一般的なプログラムで良く用いられるC/C++、C#、VB.NET、Java、アセンブリなどがあくまで主流であり、まれな例として、単純な機能を簡単に設計する上で日本語のプログラミング言語も使われ始めている。

日本国内の不正プログラム検出状況では、フリーツールなど別のソフトウェアをユーザがダウンロードすることによって同時に侵入するアドウェアが10位中4種ランクインしている。全世界の不正プログラム検出状況では、正規ソフトウェアの利用に必要なシリアルナンバー作成するクラッキングツール「CRCK_KEYGEN」が2位、ハッキングツール「HKTL_KEYGEN」が3位にランクインした。日本国内の問い合わせ状況では、「LNK_FAKEAV」4位にランクインした。これは偽セキュリティソフトが自身を起動するためにデスクトップやスタートメニューに作成することがあるショートカットファイルの検出名。システムのぜい弱性を利用して感染することも多いため、OSやアプリケーションを常に最新のバージョンに保つよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 患者の氏名・住所情報を利用し別の医療機関の開業案内を郵送

    患者の氏名・住所情報を利用し別の医療機関の開業案内を郵送

  2. 樋口商会子会社の会計情報漏えい、取引先から「ランサムウェア感染に起因するとみられる情報漏えいの可能性がある」旨の連絡

    樋口商会子会社の会計情報漏えい、取引先から「ランサムウェア感染に起因するとみられる情報漏えいの可能性がある」旨の連絡

  3. システムから送信される「受領完了」メールに 22 名の個人情報記載

    システムから送信される「受領完了」メールに 22 名の個人情報記載

  4. 自律型攻撃者と防御者が繰り広げる死闘、MicrosoftがOSS仮想ネットワーク戦場「CyberBattleSim」公開

    自律型攻撃者と防御者が繰り広げる死闘、MicrosoftがOSS仮想ネットワーク戦場「CyberBattleSim」公開

  5. 近畿大学薬学部の教員が個人情報が記載されたファイルをGoogleドライブ上で誤って学生に共有

    近畿大学薬学部の教員が個人情報が記載されたファイルをGoogleドライブ上で誤って学生に共有

ランキングをもっと見る
PageTop