クーポンアプリを装い情報を盗もうとする不正Androidアプリ、韓国で続々(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

クーポンアプリを装い情報を盗もうとする不正Androidアプリ、韓国で続々(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、クーポンアプリを装ってAndroid端末の情報を盗み出そうとする複数のウイルスが韓国で相次いで報告されているとして、ブログで事例を解説している。

脆弱性と脅威 脅威動向
報告されているファーストフード店を装ったアプリインストールを促すテキストメッセージ(日本語訳)
報告されているファーストフード店を装ったアプリインストールを促すテキストメッセージ(日本語訳) 全 6 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は2月28日、クーポンアプリを装ってAndroid端末の情報を盗み出そうとする複数のウイルスが韓国で相次いで報告されているとして、ブログで事例を解説している。今回確認された事例は、韓国語でファーストフード店を装ったSMSメッセージから始まる。短縮URLのリンク先から期間限定でアプリをインストールして来店すれば商品がもらえるという広告メールを装ったもの。スーパーマーケット店や写真集アプリ、セキュリティ対策アプリを騙った事例も確認されている。

サーティワンアイスクリームを装った「ANDROIDOS_FAKEGUARD.A」とスターバックスを装った「ANDROIDOS_SMSILENCE.A」の事例では、リンク先からダウンロードしたファイルをインストールし、アプリを起動すると偽のエラー画面が表示される。この手法は日本国内で報告された「ANDROIDOS_CONTACTS」ファミリと類似している。アプリ起動時の通信内容を見ると、攻撃者の用意したサーバで待ち受けている「/Android_SMS/installing.php」に対して HTTP POST通信を行い、インストールの成功として被害者端末の電話番号を報告していることが判明した。別の事例では、着信したテキストメッセージの監視が行われていることが明らかになっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop