内部不正防止のためのガイドラインを策定(IPA)
IPAは、企業やその他の組織において内部不正対策の整備を可能にすることを目的とした「組織における内部不正防止ガイドライン」を公開した。
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そこでIPAでは、内部不正行為について調査(「組織内部者の不正行為によるインシデント調査」)を行うとともに、内部不正対策を検討する場として、内部不正の知見を有するさまざまな分野の有識者6名からなる「組織における内部不正防止ガイドライン作成委員会」を設置した。本ガイドラインは、これまで内部不正対策について「考えてこなかった」「何をすればよいかわからなかった」という企業であっても、内部不正対策の整備を可能とすることを目指したほか、内部不正防止だけでなく、発生してしまった際の早期発見・拡大防止をも視野に入れた構成としている。また、組織における内部不正の在り方については、基本方針から、資産管理、技術的管理、証拠確保、コンプライアンス、職場環境、事後管理など10の観点のもと、合計30項目からなる具体的な対策を示している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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