パスワード付きの圧縮ファイルにマルウェアを作成(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.26(日)

パスワード付きの圧縮ファイルにマルウェアを作成(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、同社「TrendLabs」がパスワード保護された圧縮形式の圧縮ファイル内に自身のコピーを作成するワームを確認したとブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
WinRAR のコマンドライン「a<対象とするZIPファイルのパス><ワームの現在のパス>」
WinRAR のコマンドライン「a<対象とするZIPファイルのパス><ワームの現在のパス>」 全 2 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は6月3日、同社「TrendLabs」がパスワード保護された圧縮形式の圧縮ファイル内に自身のコピーを作成するワームを確認したとブログで発表した。TrendLabsは、特定のWinRARのコマンドラインを利用して感染活動を行うワームの検体を入手した。このワームは同社製品では「WORM_PIZZER.A」として検出される。コマンドが実行されると、特にZIPやRAR、RARの自己解凍型ファイル(拡張子SFX)などといった圧縮されたファイルの中に自身のコピーを作成することが可能になる。

しかしこのワームは、圧縮ファイルからパスワードを取得することはない。このコマンドラインは通常のものだが、攻撃者はWinRARの「圧縮ファイルにファイルを追加できる」機能を悪用する。これにより、たとえパスワード保護されている圧縮ファイルであっても、そこに自身のコピーを作成するという巧妙な手口を実現している。誤ってこの圧縮ファイルを解凍してしまったユーザは、このワームのコピーが含まれていることはわからないため、他のファイルとともにこのワームを実行してしまうことになる。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. Docker 設定とルータ不具合が原因 ~ ワサビの開発環境端末に不正アクセス

    Docker 設定とルータ不具合が原因 ~ ワサビの開発環境端末に不正アクセス

  2. 日本大学の学生・卒業生 9 名のアカウントに不正アクセス、スパムメール送信の踏み台に

    日本大学の学生・卒業生 9 名のアカウントに不正アクセス、スパムメール送信の踏み台に

  3. 富山県立大学の Microsoft 365 学生アカウントから大量の迷惑メール送信

    富山県立大学の Microsoft 365 学生アカウントから大量の迷惑メール送信

  4. ランサムウェアの主因は ID 侵害 ~ ソフォス「ランサムウェアの現状2026年版」

    ランサムウェアの主因は ID 侵害 ~ ソフォス「ランサムウェアの現状2026年版」

  5. 海上ヘリ基地反対協議会に「極めて悪質なサイバー攻撃」 他団体の問合せフォーム悪用で大量自動返信

    海上ヘリ基地反対協議会に「極めて悪質なサイバー攻撃」 他団体の問合せフォーム悪用で大量自動返信

ランキングをもっと見る
PageTop