ネット選挙注意喚起、ニセTwitterアカウントや不審なアンケート他(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.12.05(金)

ネット選挙注意喚起、ニセTwitterアカウントや不審なアンケート他(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロは5日、日本初となる“ネット選挙”解禁にともない、不審な動きが確認されたとして、注意喚起する文章を公開した。ソーシャルメディアにおける「なりすまし」と、情報詐取目的の「不審なアンケートメール」に関するものとなっている。

脆弱性と脅威 脅威動向
「安倍晋三」氏を騙る偽アカウント(Twitter)
「安倍晋三」氏を騙る偽アカウント(Twitter) 全 3 枚 拡大写真
 トレンドマイクロは5日、日本初となる“ネット選挙”解禁にともない、不審な動きが確認されたとして、注意喚起する文章を公開した。ソーシャルメディアにおける「なりすまし」と、情報詐取目的の「不審なアンケートメール」に関するものとなっている。

 それによると、トレンドマイクロが「安倍晋三」のキーワードでTwitterアカウントの検索を行ったところ、16のアカウントが確認されたとのこと。本人の顔写真を使って明確に本人と混同させる意図を感じさせるものも10アカウントあったという。そのためトレンドマイクロでは、認証済みアカウントを示す青色マークが付いているかどうかなど、本人確認をしっかり行うよう呼びかけている。なお“なりすましアカウント”は、公選法違反であり、2年以下の禁固または30万円以下の罰金、選挙権・被選挙権の停止が科せられる。

 また、トレンドマイクロでは選挙関連のアンケートを装った不審なメールの存在も確認したとしている。一見、普通のアンケートサイトで、回答することで現金10万円、ギフト券などが当選するという内容だ。応募に際して名前やメールアドレスの入力が求められるが、表面上は不審な点はないように見せる。

 しかしトレンドマイクロが確認したところ、このアンケートサイトをホストしているサーバは、悪質なスパム業者が運営している不正サーバだったため、このアンケート自体が情報詐取目的の攻撃と推測されている。なおこのサーバ上には、同様の情報詐取サイト作成のためと思われるドメイン名が、複数準備されていることも確認されたとしている。

【ネット選挙】「安倍晋三」Twitter16人……なりすましや不審なアンケートメールに注意

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. 木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

    木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

  4. 測定器メーカーならではのセキュリティとは(東陽テクニカ)[Security Days Spring 2018]

    測定器メーカーならではのセキュリティとは(東陽テクニカ)[Security Days Spring 2018]PR

  5. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

ランキングをもっと見る
PageTop