スマートフォン向け人気ゲームの続編に便乗する脅威を確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

スマートフォン向け人気ゲームの続編に便乗する脅威を確認(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、同社TrendLabsが人気ゲームの公開に便乗した最初の脅威を7月16日に確認したと同社ブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
アンケート調査を行う詐欺サイトは、「YouTube」の動画ページからリンクされていた
アンケート調査を行う詐欺サイトは、「YouTube」の動画ページからリンクされていた 全 2 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は7月25日、同社TrendLabsが人気ゲームの公開に便乗した最初の脅威を7月16日に確認したと同社ブログで発表した。これは、米ゲームソフト開発・配信会社「PopCap Games」による公開間近のスマートフォン向けゲーム「Plants vs. Zombies 2(PvZ2)」に便乗したもの。第1弾は、2010年に公開された「Plants vs. Zombies」。今回確認された脅威は、アンケート調査を行う詐欺サイト。ブログサービス「Blogger」を利用しており、動画共有サイト「YouTube」の動画ページからリンクされていた。なお、このサイトは不正プログラムを含んでおらず、ユーザをおびき寄せるための典型的なアンケート調査サイトであることが確認された。

さらにその後も、PvZ2に関連する脅威が確認されている。TrendLabsは7月22日までに、「Google Play」だけでもこのゲームに関連する脅威を7つ以上確認し、偽アプリのダウンロードやPvZ2の「ダウンローダ」として存在する。その中のひとつは不正な広告を提示する偽アプリであり、同社の製品では「ANDROIDOS_FAKEZOMB.A」として検出される。こういった脅威は、これから数日のうちにさらに確認されると予想される。ただし、Googleの対応も迅速になってきており、アプリの安全なダウンロードに関する基本ルール「安全が実証された配信元からダウンロードする」は、今でも有効であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

ランキングをもっと見る
PageTop