「Tor」への接続ユーザ数の急増の背景に、ボットネットによる悪用(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.15(水)

「Tor」への接続ユーザ数の急増の背景に、ボットネットによる悪用(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、匿名通信システム「Tor」への接続ユーザ数が8月19日以降、著しく増加している要因についてブログで解説している。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロのブログ記事
トレンドマイクロのブログ記事 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は9月6日、匿名通信システム「Tor」への接続ユーザ数が8月19日以降、著しく増加している要因について、ブログで解説している。同社によると、Torへの接続ユーザ数の急激な増加は、ボットネットによりTorネットワークが悪用されたのが原因と考えられるとしている。同社のクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network」によるフィードバックから、不正プログラム「Mevade」が8月最終週から9月初めにかけて、実際にTorのモジュールをダウンロードしていることを突き止めた。

サイバー犯罪者たちは、彼らのC&Cサーバを隠ぺいするためにTorを利用したものと考えられる。そして、Tor上での匿名化されたサービスを停止することは、事実上不可能となる。オランダのセキュリティベンダ「FOX-IT」も、「Mevade」と呼ばれる不正プログラムがおそらく自身のC&C通信用のバックアップとしてTorのコンポーネントをダウンロードしていたことに言及している。ただし、今回の事例に関わるサイバー犯罪者たちは、自身の身元を「匿名化」するのに少し注意が足らなかったようで、主要メンバーが確認されている。トレンドマイクロでは、彼らの金銭獲得の手段のひとつとして「Mevade」で構成されるボットネットが使われ、感染PC上へのアドウェアやツールバーのインストールにより実行されているものと推測している。また「Mevade」は、情報収集機能も備えている可能性が非常に高いとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

    高速バスに乗ったら運転士から私的なショートメール ~ 予約データを運行管理者から不正取得

  2. アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

    アフラック不正アクセスで日本理学療法士協会が会員情報の有無を確認

  3. アフラック生命保険、不正アクセスのFAQ公開 CPU高負荷から発覚 原因調査中

    アフラック生命保険、不正アクセスのFAQ公開 CPU高負荷から発覚 原因調査中

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、JCOM の顧客 2,593,076 名分のメールアドレスが漏えい

  5. Amazon S3 設定不備 ~ 電子チェックインシステム「Tabiq」で 1,060,338 人分の本人確認書類画像がアクセス可能に

    Amazon S3 設定不備 ~ 電子チェックインシステム「Tabiq」で 1,060,338 人分の本人確認書類画像がアクセス可能に

ランキングをもっと見る
PageTop