月例セキュリティ情報8件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.05.09(木)

月例セキュリティ情報8件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2013年10月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り8件で、最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が4件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
2013年10月のセキュリティ情報の概要
2013年10月のセキュリティ情報の概要 全 4 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は10月9日、2013年10月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り8件で、最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が4件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで26件(重複2件を除く)。内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS13-080:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2879017)要再起動
MS13-081:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2870008)要再起動
MS13-082:.NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2878890)再起動が必要な場合あり
MS13-083:Windows コモン コントロール ライブラリの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2864058)要再起動

「重要」
MS13-084:Microsoft SharePoint Server の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2885089)再起動が必要な場合あり
MS13-085:Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2885080)再起動が必要な場合あり
MS13-086:Microsoft Word の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2885084)再起動が必要な場合あり
MS13-087:Silverlight の脆弱性により、情報漏えいが起こる(2890788)再起動不要

このうち、MS13-080(CVE-2013-3893、CVE-2013-3897)は脆弱性を悪用しようとする標的型攻撃が確認されている。またMS13-080(CVE-2013-3893)およびMS13-082(CVE-2013-3861)の脆弱性は一般で公開が確認されている。今回のセキュリティ情報において、適用に優先順位を設定する必要がある企業ユーザの場合は、MS13-080(Internet Explorer)、MS13-081(カーネル モード ドライバー)、MS13-083(コモン コントロール ライブラリ)を優先的に適用するよう推奨している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  6. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  7. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  10. 経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

    経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

ランキングをもっと見る