インシデント報告件数、ついに1万件を突破--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

インシデント報告件数、ついに1万件を突破--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC)

JPCERT/CCは、2013年7月1日から9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
インシデント報告関連件数
インシデント報告関連件数 全 3 枚 拡大写真
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月10日、2013年7月1日から9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCが受け付けたインシデント報告件数は10,095件(前四半期は9,386件)と8%増加した。各報告に含まれるインシデント件数も8,284件(前四半期は9,086件)と前四半期から増加、サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は2,414件と、前四半期の2,179件から11%増加した。前年同期との比較では、総報告数で86%増加し、調整件数は115%増加している。

インシデントの内訳は「Webサイト改ざん(2,774件)」が全体の33.5%を占め、「スキャン」が2,659件で32.1%を占めた。「フィッシングサイト(469件)」は5.7%を占めている。フィッシングサイト全体では、金融機関のサイトを装ったものが53.1%、オンラインゲームサービスを装ったものが22.9%を占めている。装われた国内ブランドの中ではオンラインゲームサービスが、また海外ブランドの中では金融機関が、それぞれ最も多数を占めた。活動概要では、「本四半期におけるインシデント報告の件数が1万件を超過」「Androidセキュアコーディングルールを作成中」をトピックに挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

  5. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop