セキュリティソフトの詐欺広告についてあらためて注意喚起(東京都) | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

セキュリティソフトの詐欺広告についてあらためて注意喚起(東京都)

 東京都(生活文化局消費生活部、消費生活総合センター)は1月6日、セキュリティソフトの「詐欺広告」について、あらためて注意喚起を行った。

脆弱性と脅威 脅威動向
偽の警告表示の例
偽の警告表示の例 全 2 枚 拡大写真
 東京都(生活文化局消費生活部、消費生活総合センター)は1月6日、セキュリティソフトの「詐欺広告」について、あらためて注意喚起を行った。

 ネットを閲覧している際、「現在使用中のシステムに不備がある」「ウイルスに侵されている可能性がある」といった表示が行われることがある。しかし、警告に従いソフトを購入・導入しても、とくに目立った変化や改善はなく、むしろ広告表示などが頻繁に行われるといったケースに発展する。

 これらは、不安につけこんだ「詐欺広告」で、実際に効果は無く、場合によってはマルウェアをしこまれるなど、有害なものがほとんどだ。これらの広告は、偽ソフトを購入させること、その導入によりさらなる金銭詐取を目的としている。ソフトと関係のない実在する会社名やロゴを表示している悪質なものもあるという。

 東京都は、詐欺広告例として「あなたのPCは修理が必要です。今すぐここをクリックしてください。」「システム内でスパイウェアが発見されました。」「お使いのPCがクラッシュ寸前です。」といった文言をあげており、こういった広告表示に注意するよう呼びかけている。

 具体的には、ふだんから信用できるセキュリティーソフトを導入しておく、広告の警告を安易に信用しない、「無料」となっていてもクリックしないといった対策をあげている。疑問・不安に思ったら、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口、最寄りの消費生活センターに相談することも可能だ。

セキュリティソフトの「詐欺広告」にあらためて注意を……東京都

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  5. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

ランキングをもっと見る
PageTop