如何にして NSA は、光の速さで PC、携帯電話、ルータ、ハードディスクをハッキングするのか:スパイ技術のカタログが漏えい~それはあなたが想像したような悪いものではない――もっと極悪だ(その 2)(The Register) | ScanNetSecurity
2025.12.16(火)

如何にして NSA は、光の速さで PC、携帯電話、ルータ、ハードディスクをハッキングするのか:スパイ技術のカタログが漏えい~それはあなたが想像したような悪いものではない――もっと極悪だ(その 2)(The Register)

Appelbaum は、この状況に関して米国の政治家と対話を試みたものの拒絶され続けたと語っている。このカタログは、およそ 6 年前のものである;NSA(推定年間予算:100 億ドル)が、この 6 年間に開発した新技術は誰にも予測できないもの、あるいは最悪の悪夢だ。

国際 TheRegister
●あなたが接続している携帯電話のネットワークは、あなたが接続したかったネットワークではない

モバイル通信もまた、広く開かれた状態のようだ。その NSA のカタログでは、Typhon HX と呼ばれるモバイルベースステーションが 175,800ドル(編集部註:約 1,758 万円)で提供されている。それはネットワークプロバイダのインフラストラクチャになりすまし、解読や研究のためにモバイル信号を収集するもの;つまり効果的に携帯電話を傍受するものだ。

ゲストとして迎えられた Julian Assange がエクアドル大使館へ到着した直後、この類のハッキングが行われたことが判明していると Appelbaum は語った。英国の諜報機関は、以前の作戦の後、データをスラーピングする基地局を正しく再構成していなかったため、大使館のスタッフたちは携帯電話を利用し、Uganda Telecom から送られる歓迎のメッセージの取得を開始したものと見られている。

その文書は、携帯電話の SIM カードも MONKEYCALANDER と呼ばれるツールを利用して簡単にハッキングできると主張している。このツールは、欠陥を悪用して SIM カードへコードを注入することを可能とするもので、それは個々のユーザーの通話や位置情報を追跡し、監視するために用いられる(ここで悪用されている欠陥は、つい先日セキュリティ研究者によって発見されたものだが、NSA はそれを 2007 年から利用していた)

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

    社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

  2. スキー場の早割リフト券を販売している EC サイトに不正アクセス、利用者からの問い合わせで発覚

    スキー場の早割リフト券を販売している EC サイトに不正アクセス、利用者からの問い合わせで発覚

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. マイナ保険証確認機器でエラーが発生 ~ 休日急患診療所の事務用パソコンがサポート詐欺被害

    マイナ保険証確認機器でエラーが発生 ~ 休日急患診療所の事務用パソコンがサポート詐欺被害

  5. STNet のネットワークに不正アクセス、利用者の個人情報等が漏えいした可能性

    STNet のネットワークに不正アクセス、利用者の個人情報等が漏えいした可能性

ランキングをもっと見る
PageTop