ブートキットとして動作するAndroidトロイの木馬、世界で35万台が感染(Dr.WEB)
Dr.WEBは、Androidを狙った危険なトロイの木馬について注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
「Dr.Web Anti-virus」では「Android.Oldboot.1」として検出されるこのトロイの木馬は、コンポーネントのひとつをファイルシステムのブートセクター内に置き、OSコンポーネントを起動するためのinitスクリプトを改変するという手法を使っている。モバイルデバイスの起動後にインストールされたAndroid.Oldbootが削除された場合でも、コンポーネントimei_chkはメモリ内に残るため、デバイスが次に起動されると再びマルウェアをインストールしてシステムを感染させる。
Android.Oldbootの一部は、Androidアプリケーションとしてインストールされてシステムサービスとして動作し、その後、libgooglekernel.soライブラリを使用してリモートサーバに接続し、さまざまなコマンド(特定のアプリケーションをダウンロード・インストール・削除するなど)を受け取る。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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