NEXCO西日本においてSDNを活用した基幹ネットワークを構築、災害対応の強化を実現(NEC) | ScanNetSecurity
2024.05.07(火)

NEXCO西日本においてSDNを活用した基幹ネットワークを構築、災害対応の強化を実現(NEC)

 日本電気(NEC)は7日、西日本高速道路(NEXCO西日本)において、SDN(Software-Defined Networking)を活用した基幹ネットワークを構築したことを発表した。SDNを用いた最先端ネットワーク基盤の構築は、道路業界では世界初とのこと。

製品・サービス・業界動向 業界動向
「NEXCO西日本」サイト
「NEXCO西日本」サイト 全 2 枚 拡大写真
 日本電気(NEC)は7日、西日本高速道路(NEXCO西日本)において、SDN(Software-Defined Networking)を活用した基幹ネットワークを構築したことを発表した。SDNを用いた最先端ネットワーク基盤の構築は、道路業界では世界初とのこと。

 NEXCO西日本は、交通管制システムや社内業務システムなど多様なシステムを個別のネットワーク構成で運用していた。今回、SDNを活用し、複数システムのネットワークを共有化し、全45拠点(高速道路事務所)、総延長約4,000kmの通信ネットワークを新たに構築した。これにより、道路管制センター機能のバックアップ、災害対応の強化を実現した。メインセンターと遠隔地のサブセンターでデータの同期を行うことで、メインセンター被災時にも、サブセンターからネットワークの全体制御を継続できるという。

 45拠点で「UNIVERGE PFシリーズ」を導入するとともに、OpenFlow v1.3に対応したProgrammableFlow Controller4台、ProgrammableFlow Switch136台を中核にネットワークを構成した。物理ネットワークと論理ネットワークは分離されており、単一の物理ネットワーク上に複数の仮想テナントネットワーク(VTN)が構成され、柔軟な経路制御や迅速なネットワーク変更が可能となっている。

NEXCO西日本、SDNを活用した基幹ネットワークを構築……災害対応を強化

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  5. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  6. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  7. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  8. 「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

    「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

ランキングをもっと見る