低コスト、高セキュリティの無線LANアクセスポイントに新機種を追加(フォーティネットジャパン) | ScanNetSecurity
2024.05.11(土)

低コスト、高セキュリティの無線LANアクセスポイントに新機種を追加(フォーティネットジャパン)

フォーティネットジャパンは、企業向けのセキュア無線LANソリューションに、802.11ac対応のアクセスポイント「FortiAP-221C」および「FortiAP-320C」を新たに製品ラインアップに追加し、日本での出荷を開始した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
プロダクトマーケティング部 モバイルソリューショングループのシニアネットワークセキュリティアーキテクトである田中愁子氏
プロダクトマーケティング部 モバイルソリューショングループのシニアネットワークセキュリティアーキテクトである田中愁子氏 全 9 枚 拡大写真
フォーティネットジャパン株式会社は7月17日、企業向けのセキュア無線LANソリューションに、802.11ac対応のアクセスポイント「FortiAP-221C」および「FortiAP-320C」を新たに製品ラインアップに追加し、日本での出荷を開始したと発表した。急激な無線デバイスの普及によって無線LAN市場も急成長している。しかし、企業においては「セキュリティ脆弱性の多様化」「利用アプリやデバイスの多様化」「インフラとしての無線LANの品質」「初期コスト、運用管理コストの増大」といった懸念点がある。

フォーティネットは、世界で200名以上のエンジニアを擁し、新たな脅威を検知するとともに最新のシグネチャを1日平均3回、自動配信している。また、SNSなどにより大量のショートパケットが発生する環境下でも、専用のASICによってパフォーマンスを担保している。さらにオールインワンセキュリティアプライアンスの統合プラットフォームが同社の強みとなっている。

同社のUTMである「FortiGate」が導入された環境であれば、FortiGateが無線LANコントローラとして動作する。これにより、従来のセキュリティゲートウェイとしての機能と無線LAN管理を統合が可能で、無線、有線、リモートのすべてのアクセスで一貫した認証とセキュリティポリシーを適用できる。また、ユーザ、デバイス、攻撃者、アプリの多層チェックによって、ネットワークの入口でのセキュリティを確保できるとした。さらに、デバイスやWi-Fi電波の可視化も可能だ。

今回、新たに中規模・大規模オフィス環境向けの「FAP-221C」および次世代オフィス環境向けの「FAP-320C」の2製品をラインアップに加えた。年間サポート費用込みの参考価格は、FAP-221Cが11万5千円、FAP-320Cが23万2千円となっている。いずれもラックマウントキットを同梱し、低消費電力の802.3afにも対応する。また、FortiGateがサーバの役目をするため、別途サーバを用意する必要がない。特にセキュリティ機能において他社製品より優れているとした。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  4. テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

    テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

  5. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  6. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  7. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  8. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

  9. 経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

    経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

  10. サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

    サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

ランキングをもっと見る