自身を削除させまいと抵抗するAndroid向けトロイの木馬(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2026.07.04(土)

自身を削除させまいと抵抗するAndroid向けトロイの木馬(Dr.WEB)

Dr.WEBは、Androidデバイスを感染させ、堅固なセルフプロテクション機能を備えた悪意のあるダイアラープログラムを発見したとして注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
アイコンや名前のないショートカットをホーム画面に作成し、エラーを表示することでインストールに失敗したと思わせる
アイコンや名前のないショートカットをホーム画面に作成し、エラーを表示することでインストールに失敗したと思わせる 全 1 枚 拡大写真
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は10月31日、Androidデバイスを感染させ、堅固なセルフプロテクション機能を備えた悪意のあるダイアラープログラムを発見したとして注意喚起を発表した。これは、「Android.Dialer.7.origin」という名前でDr.Webウイルスデータベースに追加された新たなトロイの木馬で、アダルトアプリケーションを装って拡散され、インストールされるとアイコンや名前のないショートカットをホーム画面に作成する。これにより、インストールは失敗したとユーザに思い込ませる。

その後、ショートカットを削除することで自身の痕跡を隠し、システムサービスとして動作する。サービスはショートカットからの起動に加え、システムの再起動時にAndroid.Dialer.7.originによって自動で起動され、ユーザによる操作を必要とせずに悪意のある動作を開始する。起動されたサービスは、ダイアラーの設定内に保存されている番号803402470に対して定期的に通話を発信する。犯罪者はC&Cサーバからコマンドを送ることで、必要に応じて発信先の番号を変更することができ、この柔軟性が複数の課金サービスから同時に利益を得ることを可能にしている。

このトロイの木馬の最大の特徴は、ユーザがアプリケーション設定を管理するためのシステムセクションを開こうとするたびに、Android.Dialer.7.originによってホーム画面へとリダレクトされることで、その結果、マルウェアを手動で削除することはほとんど不可能となる。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

    日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

  2. セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

    セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

  3. サイバー犯罪者が犯行現場に残した「セルフィー」1,500 万枚を LLM 分析

    サイバー犯罪者が犯行現場に残した「セルフィー」1,500 万枚を LLM 分析

  4. メール配信システム「める配くん」の一部サーバに不正アクセス、情報漏えいと考えられる痕跡を確認

    メール配信システム「める配くん」の一部サーバに不正アクセス、情報漏えいと考えられる痕跡を確認

  5. 保護者連絡アプリ「ミマモルメ」で個人情報を誤配信、教頭 データ誤認

    保護者連絡アプリ「ミマモルメ」で個人情報を誤配信、教頭 データ誤認

ランキングをもっと見る
PageTop