麻しん(はしか)風しんワクチン接種率は第1期より第2期のほうが低い傾向に(厚生労働省) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

麻しん(はしか)風しんワクチン接種率は第1期より第2期のほうが低い傾向に(厚生労働省)

 麻しん(はしか)風しんワクチン接種率は第1期より第2期のほうが低い傾向にあることが、厚生労働省発表の平成25年度予防接種の実施状況から明らかになった。東京都は第2期の接種率が89.7%と、全国でも3番目に低い水準となっている。

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平成25年度麻しん風しんワクチン接種状況(第1期)
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 麻しん(はしか)風しんワクチン接種率は第1期より第2期のほうが低い傾向にあることが、厚生労働省発表の平成25年度予防接種の実施状況から明らかになった。東京都は第2期の接種率が89.7%と、全国でも3番目に低い水準となっている。

 平成25年度における予防接種率の全国平均は、麻しん風しんともに第1期は95.5%、第2期は93.0%。麻しんの予防接種と一緒に風しんの予防接種を受けることが推奨されているため、MR(麻しん風しん混合)ワクチンを接種する人が多い。第1期の麻しん風しんワクチン接種対象者105万1,564人のうち100万4,521人、第2期の接種対象者110万2,300人のうち102万4,753人がMRワクチンを接種している。

 麻しん第1期の接種率が高い都道府県は、宮城県(98.6%)、鳥取県(98.6%)、秋田県(97.4%)など。低い都道府県は、京都府(91.0%)、長崎県(91.3%)、沖縄県(92.3%)など。第2期では熊本県(97.3%)や秋田県、新潟県(いずれも96.3%)などが高く、鹿児島県(88.5%)、沖縄県(88.9%)、東京都(89.7%)などが低くなっている。風しんの接種率でも、ほぼ同様の接種率となっている。

 第1期ではどこの県でも9割以上の接種率となっているが、第2期になると接種率が低くなる県が多い。特に第2期の接種率が低い鹿児島県や東京都では6ポイント以上の差となった。

 麻しん(はしか)は感染力が強いため手洗いやマスクでは予防できないが、ワクチンの接種により感染を予防できる。厚生労働省では1歳になってから1回と就学前にもう1回の接種を呼びかけている。

麻しん風しんの予防接種率、東京都は全国でも3番目に低い水準

《黄金崎綾乃@リセマム》

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