月例セキュリティ情報7件を公開、最大深刻度「緊急」は3件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

月例セキュリティ情報7件を公開、最大深刻度「緊急」は3件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2014年12月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの7件で、このうち最大深刻度「緊急」が3件、「重要」が4件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
2014年12月の更新プログラムの概要
2014年12月の更新プログラムの概要 全 2 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は12月10日、2014年12月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの7件で、このうち最大深刻度「緊急」が3件、「重要」が4件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで25件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS14-080:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3008923)要再起動
MS14-081:Microsoft Word および Microsoft Office Web Apps の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3017301)再起動が必要な場合あり
MS14-084:VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3016711)再起動が必要な場合あり

「重要」
MS14-075:Microsoft Exchange Server の脆弱性により、特権が昇格される(3009712)再起動が必要な場合あり
MS14-082:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3017349)再起動が必要な場合あり
MS14-083:Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3017347)再起動が必要な場合あり
MS14-085:Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、情報の漏えいが起こる(3013126)再起動が必要な場合あり

このうち、MS14-085(CVE-2014-6355)脆弱性が一般に公開されている。同社では、企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-080(Internet Explorer)、およびMS14-081(Word およびOffice Web Apps)については至急適用を進めるよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

ランキングをもっと見る
PageTop