モバイルセキュリティ対応のため戦略的パートナーシップを拡大(パロアルトネットワークス、VMware) | ScanNetSecurity
2024.04.28(日)

モバイルセキュリティ対応のため戦略的パートナーシップを拡大(パロアルトネットワークス、VMware)

Palo Alto Networks社とVMware社は米国時間の3月31日、モバイルセキュリティのニーズに応えるため、戦略的パートナーシップを拡大すると発表。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
Palo Alto Networks社、WildFireの仕組み
Palo Alto Networks社、WildFireの仕組み 全 3 枚 拡大写真
Palo Alto Networks社とVMware社は米国時間の3月31日、モバイルセキュリティのニーズに対応するため、戦略的パートナーシップを拡大すると発表。両社は、エンタープライズ セキュリティとモバイル管理技術を統合し、高度な脅威防御とモバイルデバイス管理 (MDM:Mobile Device Management) の独自の統合ソリューションを提供することで、エンタープライズでの安全なBYODを支援する。

今回の戦略的パートナーシップ拡大では、Palo Alto Networksの次世代ファイアウォール、WildFire、GlobalProtectの独自技術とVMwareのエンタープライズモビリティ管理プラットフォームであるAirWatchを統合させる。モバイルユーザーに対してアプリやデータへの適正なアクセスを提供するセキュリティポリシーを運用することができるほか、モバイルデバイスが適切に業務利用されるような設定を有効にし、悪意あるコンテンツを識別して撲滅するグローバルな脅威インテリジェンスサービスを利用することが可能になるという。

主な機能としては、Palo Alto Networks社のWildFireセキュリティサブスクリプションサービスを活用したマルウェア検出、GlobalProtect ホスト情報プロファイル (HIP) を用いて実現するネットワーク保護、そしてGlobalProtectを利用したデバイスレベルまたはアプリケーションレベルでのVPNおよびネットワークセキュリティの3点。

発表に伴いPalo Alto Networks社のプロダクトマネジメント部門上級副社長 リー・クラリッチ氏は、AirWatchプラットフォームとPalo Alto Networksの次世代ファイアウォール、WildFire、GlobalProtectの各技術を連携させることで、既存のセキュリティポリシーを適用しながらユーザーに使い勝手の良いモバイル環境を実現できるとコメントした。

なお、AirWatchから提供されるPalo Alto Networksの GlobalProtect用のiOS専用VPNアプリはすでに米国での提供が始まっている。追加の統合コンポーネントは、2015年後半の提供を予定している。

《湯浅 大資》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  3. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

    タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

  5. 重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

    重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

  6. 研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

    研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

  7. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  8. RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

    RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

  9. 2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

    2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

  10. 脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

    脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

ランキングをもっと見る