2015年にセキュリティ投資を増やす企業は約2割、モバイル対策を重点(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

2015年にセキュリティ投資を増やす企業は約2割、モバイル対策を重点(IDC Japan)

IDC Japanは、2015年の国内企業の情報セキュリティ対策実態調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
情報セキュリティ関連投資の増減比較
情報セキュリティ関連投資の増減比較 全 1 枚 拡大写真
IDC Japan株式会社は4月22日、2015年の国内企業の情報セキュリティ対策実態調査結果を発表した。同調査は国内企業592社を対象に、2015年1月に実施したもの。調査結果によると、情報セキュリティ投資の増減率について2013年度(会計年)と比べ「増加している」と回答した企業が20.6%となり、「減少する」と回答した企業10.0%を上回った。また、2015年度(会計年)の情報セキュリティ投資見込みでは、2014年度を上回るとした企業は全体の21.0%、「減少する」と回答した企業は9.3%であった。2015年度の情報セキュリティ投資を増やす企業では、投資重点項目としてモバイルセキュリティ対策を挙げる企業が多かった。

情報セキュリティ対策の導入率では、ファイアウォール/VPN、PCでのアンチウイルスが7割以上と、外部からの脅威管理の導入は進んでいるが、情報漏えい対策やアイデンティティ/アクセス管理、セキュリティ/脆弱性管理といった内部脅威対策の導入は外部脅威対策に比べ遅れていることが明らかになった。また、巧妙化する標的型サイバー攻撃向け外部脅威対策であるサンドボックスエミュレーション技術などを活用した非シグネチャ型脅威対策の導入率は6割ほどにとどまり、導入の進展過程にあるとIDCではみている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  6. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  7. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  8. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  9. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  10. スマートフォンアプリ「OfferBox」に秘密鍵がハードコードされている問題

    スマートフォンアプリ「OfferBox」に秘密鍵がハードコードされている問題

ランキングをもっと見る