「Subrion CMS」にSQLインジェクションの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Subrionが提供するWebベースのコンテンツ管理システムである「Subrion CMS」にSQLインジェクションの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Subrion CMS version 3.3.3 より前のバージョン」には、Cookieの処理が原因でSQLインジェクションの脆弱性が存在する。ユーザがログインした際、Subrion CMSはsaltという名称のCookieの値をデシリアライズし、SQL UPDATE文に使用する。このCookieの値を細工してSubrion CMSに渡すことで、SQL文を改ざんすることが可能となる。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能なユーザによって、当該製品で使用しているデータベース上で任意のSQL文を実行される可能性がある。JVNでは、各開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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