「みずほ銀行」を騙るフィッシングサイトを確認、今後も同じ手法のスパム発生の懸念(フィッシング対策協議会) | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

「みずほ銀行」を騙るフィッシングサイトを確認、今後も同じ手法のスパム発生の懸念(フィッシング対策協議会)

 フィッシング対策協議会は20日、「みずほ銀行」を騙るフィッシングサイト(偽サイト)が存在しているとして、注意喚起する文章を公開した。みずほ銀行も注意を呼びかけている。

脆弱性と脅威 脅威動向
スパムメールの内容
スパムメールの内容 全 3 枚 拡大写真
 フィッシング対策協議会は20日、「みずほ銀行」を騙るフィッシングサイト(偽サイト)が存在しているとして、注意喚起する文章を公開した。みずほ銀行も注意を呼びかけている。

 それによると、「【みずほ銀行】本人認証サービス」「【みずほ銀行】メールアドレスの確認」というタイトルの不正メールが送信されているとのこと。「みずほダイレクト」サイトに見せかけたフィシングサイトへ誘導する内容で、不特定多数に送信されている模様だ。

 20日9時半の時点でもフィッシングサイトは稼働中で、同協議会はJPCERTコーディネーションセンターに調査依頼済み。メールには「http://●●●●.cc/js/」「http://●●●●.com/js/」「http://www.●●●●.cn/js/i/index.htm」などのリンクが使われており、最終的に偽サイト(http://web.ib.mizuhobank.co.jp.ckw.●●●●.com/servlet/LOGBNK0000000B.htm)へ誘導するという。

 先月・今月にかけて、ゆうちょ銀行を騙ったフィッシングメールが猛威を振るっているが、今回のみずほ銀行のものは、メールの件名、内容、記載されているリンクなどが同じものだ。同一犯あるいは同一グループによる犯行の可能性が高く、今後も、同じ手法で別銀行・金融機関を狙ったスパムが発生すると考えられる。

 同協議会およびみずほ銀行では、このようなフィッシングサイトで、ユーザーID、ログインパスワードなどを絶対に入力しないように注意を呼びかけている。また不審な点や疑問に思うことがあったら、すぐに専用ダイアル(TEL:0120-324-878)まで問い合わせるよう呼びかけている。

「みずほ銀行」を騙るスパムが発生……ゆうちょ銀と同一犯か

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  5. 大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

    大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

ランキングをもっと見る
PageTop