手足口病が警報基準値を超える、感染予防を呼びかけ(東京都、神奈川県) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

手足口病が警報基準値を超える、感染予防を呼びかけ(東京都、神奈川県)

 東京都と神奈川県は7月9日、子どもの感染症である手足口病が警報基準値を超えたことを発表。東京都では過去5シーズンの中でも高い水準、神奈川県も例年同時期より多い患者数となっており、感染予防を呼びかけている。

脆弱性と脅威 脅威動向
東京都の保健所管轄地域別の発生条件(手足口病)
東京都の保健所管轄地域別の発生条件(手足口病) 全 6 枚 拡大写真
 東京都と神奈川県は7月9日、子どもの感染症である手足口病が警報基準値を超えたことを発表。東京都では過去5シーズンの中でも高い水準、神奈川県も例年同時期より多い患者数となっており、感染予防を呼びかけている。

 第27週(6月29日~7月5日)における小児科医療機関の定点あたり患者報告数は、東京都で5.87人、神奈川県で6.09人。2都県の警報基準値である5.0人を超え、警報が発令された。特に東京都では、過去5シーズンでは平成25年の流行時についで高い値だという。都内の31保健所中15保健所で警報基準値を超え、管内人口の合計は、都全体の51.14%にあたる。神奈川県でも、例年同時期と比較して多い報告数となっている。

 また、東京都では、ヘルパンギーナおよび咽頭結膜熱(プール熱)の感染者数も高い水準だという。第27週の定点あたり患者報告数は、ヘルパンギーナが1.26人(警報基準値6.0人)、咽頭結膜熱が0.70人(警報基準値3.0人)。今後の流行に注意が必要となっている。

 手足口病、ヘルパンギーナおよび咽頭結膜熱は、ウイルスによる感染症で、主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることで感染する。感染を防ぐには、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュなどでおおう、集団生活ではタオルの共用を避けることなどがポイント。症状がおさまった後も患者の便にはウイルスが含まれるため(2~4週間)、トイレやオムツ交換の後は、手洗いが重要だという。

子どもの夏の感染症「手足口病」…東京都と神奈川県で警報レベル

《黄金崎綾乃@リセマム》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  5. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

ランキングをもっと見る
PageTop