政府や企業などのドメインを模した諜報活動を確認、注意を呼びかけ(PwC) | ScanNetSecurity
2026.01.23(金)

政府や企業などのドメインを模した諜報活動を確認、注意を呼びかけ(PwC)

PwCは、国内の政府機関、特定機構、企業などのドメインを模した諜報活動を観測したとして、注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
Scanboxによる諜報活動の概略図
Scanboxによる諜報活動の概略図 全 2 枚 拡大写真
プライスウォーターハウスクーパース株式会社(PwC)は7月23日、国内の政府機関、特定機構、企業などのドメインを模した諜報活動を観測したとして、注意喚起を発表した。これは、サイバー攻撃の観測・分析活動を行っている同社の専門チーム「スレットリサーチラボ」により観測されたもの。同ラボでは、端末情報などを収集する諜報活動を目的とした、標的組織のWebサイトのURLを模したドメインにScanboxのコードの一部を利用したWebサイト(Scanbox Webサイト)、およびScanbox Webサイトに誘導する複数のWebサイト(誘導Webサイト)が作成されていることを確認したという。標的型メールに記載されたURLなどにより、誘導される可能性がある。

また、誘導Webサイトのコンテンツには、国内の政治団体などのWebサイトのコンテンツがコピーされており、それらのコンテンツにScanbox Webサイトへ誘導するコードが埋め込まれていた。ただし今回のケースでは、コピーされたコンテンツの一部が壊れており、コンテンツ自体はブラウザでは表示されなかった。なお、Scanbox Webサイトに誘導するコードは先頭に記載されているため、誘導そのものは実行される。さらに、キーロガー機能やWeb RTCを利用し端末のローカルIPアドレスまで収集していることも判明し、攻撃者が組織ネットワーク構成やさまざまな情報の把握を試みていることを究明した。これらのサイトにアクセスした痕跡がある場合は、近い将来に攻撃を受ける可能性があるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. Linux カーネルでの TLS プロトコル通信処理の不備に起因する境界外メモリアクセスの脆弱性(Scan Tech Report)

    Linux カーネルでの TLS プロトコル通信処理の不備に起因する境界外メモリアクセスの脆弱性(Scan Tech Report)

  2. 大崎市が情報公開により提供した PDF ファイルの黒塗り加工が特定の操作で除去可能

    大崎市が情報公開により提供した PDF ファイルの黒塗り加工が特定の操作で除去可能

  3. 大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

    大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

  4. 興和江守でランサムウェア感染、取引先への受注出荷業務に遅滞

    興和江守でランサムウェア感染、取引先への受注出荷業務に遅滞

  5. ホリプロ実施の「ミュージカル『ジキル&ハイド』製作発表オーディエンス募集」の申込受付用フォームで個人情報が閲覧可能に

    ホリプロ実施の「ミュージカル『ジキル&ハイド』製作発表オーディエンス募集」の申込受付用フォームで個人情報が閲覧可能に

ランキングをもっと見る
PageTop