政府や企業などのドメインを模した諜報活動を確認、注意を呼びかけ(PwC) | ScanNetSecurity
2026.06.27(土)

政府や企業などのドメインを模した諜報活動を確認、注意を呼びかけ(PwC)

PwCは、国内の政府機関、特定機構、企業などのドメインを模した諜報活動を観測したとして、注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
Scanboxによる諜報活動の概略図
Scanboxによる諜報活動の概略図 全 2 枚 拡大写真
プライスウォーターハウスクーパース株式会社(PwC)は7月23日、国内の政府機関、特定機構、企業などのドメインを模した諜報活動を観測したとして、注意喚起を発表した。これは、サイバー攻撃の観測・分析活動を行っている同社の専門チーム「スレットリサーチラボ」により観測されたもの。同ラボでは、端末情報などを収集する諜報活動を目的とした、標的組織のWebサイトのURLを模したドメインにScanboxのコードの一部を利用したWebサイト(Scanbox Webサイト)、およびScanbox Webサイトに誘導する複数のWebサイト(誘導Webサイト)が作成されていることを確認したという。標的型メールに記載されたURLなどにより、誘導される可能性がある。

また、誘導Webサイトのコンテンツには、国内の政治団体などのWebサイトのコンテンツがコピーされており、それらのコンテンツにScanbox Webサイトへ誘導するコードが埋め込まれていた。ただし今回のケースでは、コピーされたコンテンツの一部が壊れており、コンテンツ自体はブラウザでは表示されなかった。なお、Scanbox Webサイトに誘導するコードは先頭に記載されているため、誘導そのものは実行される。さらに、キーロガー機能やWeb RTCを利用し端末のローカルIPアドレスまで収集していることも判明し、攻撃者が組織ネットワーク構成やさまざまな情報の把握を試みていることを究明した。これらのサイトにアクセスした痕跡がある場合は、近い将来に攻撃を受ける可能性があるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

    山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

  2. KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

    KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

  3. 廃棄処理業者に破砕処分を委託したハードディスクが外部に流出

    廃棄処理業者に破砕処分を委託したハードディスクが外部に流出

  4. セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

    セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

  5. 個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

    個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

ランキングをもっと見る
PageTop