2020年に向け社会全体のICT化を進める、アクションプランとして「世界一安全なサイバー空間の実現」も(総務省) | ScanNetSecurity
2025.12.20(土)

2020年に向け社会全体のICT化を進める、アクションプランとして「世界一安全なサイバー空間の実現」も(総務省)

 総務省は28日、「2020年に向けた社会全体のICT化アクションプラン(第一版)」の概要を発表した。「2020年の東京オリンピック・パラリンピック、およびそれ以降の日本の持続的成長を目指した「社会全体のICT化」を進めるためのプランだ。

製品・サービス・業界動向 業界動向
「2020年に向けた社会全体のICT化アクションプラン(第一版)」概要
「2020年に向けた社会全体のICT化アクションプラン(第一版)」概要 全 3 枚 拡大写真
 総務省は28日、「2020年に向けた社会全体のICT化アクションプラン(第一版)」の概要を発表した。「2020年の東京オリンピック・パラリンピック、およびそれ以降の日本の持続的成長を目指した「社会全体のICT化」を進めるためのプランだ。

 総務省では2014年11月から、「2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会」を開催。今回、報告書として、アクションプラン(第一版)をとりまとめた。今後はこのアクションプランを踏まえ各種施策を実施していく方針だ。

 アクションプランでは、実現を図る事項、目標とすべき時期、官民の役割分担が明記されており、将来的な検討がなされている。具体的には「無料公衆無線LAN環境の整備促進」「ICTを活用した多言語対応の実現」「デジタルサイネージの機能の拡大」「4K・8Kの推進」「第5世代移動通信システム(5G)の実現」「オープンデータ利活用環境の整備(公共交通情報など)」「放送コンテンツの海外展開の促進」「世界一安全なサイバー空間の実現」の8項目となっている。さらに横断的なアクションプランとして「都市サービス高度化の推進」「高度な映像配信サービスの実現」が検討されている。

 これらのプランの実現により、たとえばカードを持ち歩くだけで、チケットとして利用できるほか、行く先を予測し身体属性にも配慮した最適な道案内をデジタルサイネージで行ったり、嗜好や宗教にあったレストランを案内したりできる“おもてなしクラウド”などのサービスが想定されているという。

2020年に向け日本の社会全体をICT化、アクションプランを総務省が発表

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 能動的サイバー防御関連法案と日本の役割の変化ほか ~ NTTデータグループ「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2025 Q1)」

    能動的サイバー防御関連法案と日本の役割の変化ほか ~ NTTデータグループ「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2025 Q1)」

  2. 駿河屋.JP への不正アクセス、30,431 件のカード情報漏えいの可能性

    駿河屋.JP への不正アクセス、30,431 件のカード情報漏えいの可能性

  3. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

  4. アスクル社長「可能な限り詳細にご報告いたします。サイバー攻撃対策の一助となりましたら幸い」

    アスクル社長「可能な限り詳細にご報告いたします。サイバー攻撃対策の一助となりましたら幸い」

  5. Windows ファイルエクスプローラーにおける NTLM 認証通信の強制が可能となる .lnk ファイル処理の不備(Scan Tech Report)

    Windows ファイルエクスプローラーにおける NTLM 認証通信の強制が可能となる .lnk ファイル処理の不備(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る
PageTop