Mediabridgeが提供する無線LANルータに複数のXSS脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Mediabridgeが提供する無線LANルータ「Medialink Wireless-N Broadband Router」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Medialink Wireless-N Broadband Router MWN-WAPR300N ファームウェアバージョン 5.07.50」には、証明書やパスワード管理の脆弱性(CVE-2015-5994)、セキュリティに関する決定において、検証や整合性確認をせずにCookieを信頼する脆弱性(CVE-2015-5995)、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性(CVE-2015-5996)が存在する。
これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって、当該製品にログインしているユーザが意図しない操作をさせられる可能性がある。また、LANにアクセス可能な攻撃者によって、認証を回避してデバイスを直接操作される可能性がある。JVNでは、アクセスを制限し強固なパスワードを使用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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