IoT / M2M向けの暗号・認証モジュールおよびセキュリティ対策基盤を提供(パナソニック) | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

IoT / M2M向けの暗号・認証モジュールおよびセキュリティ対策基盤を提供(パナソニック)

パナソニックは、IoT / M2M向けの暗号・認証モジュールを開発した。また、IoT / M2M向けのサイバーセキュリティ対策のサービス基盤を10月より提供する。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
IoT / M2M向けの暗号・認証モジュールおよびセキュリティ対策基盤を提供(パナソニック)
IoT / M2M向けの暗号・認証モジュールおよびセキュリティ対策基盤を提供(パナソニック) 全 1 枚 拡大写真
パナソニック株式会社は9月14日、IoT / M2M向けの暗号・認証モジュールを開発したと発表した。また、IoT / M2M向けのサイバーセキュリティ対策のサービス基盤を10月より提供する。暗号・認証モジュールは、パナソニックおよびAVCネットワークス社が開発したもの。同モジュールにはパナソニック独自の暗号実装技術を組み入れており、CPUやROM RAMなどのリソースに使用制約があるIoT / M2Mデバイスでも軽量・高速に動作することが可能になる。たとえば、膨大な処理時間を要する証明書の鍵生成であっても、IoT / M2Mデバイス内部で実行できる。

サイバーセキュリティ対策のサービス基盤としては、IoT / M2Mデバイスへのなりすまし行為を防止する「端末証明書発行」、未知のサイバー攻撃を防止する「サイバー攻撃検知・分析」、そしてログ収集や攻撃対策を行う「リモートメンテナンス」を準備する予定という。これにより、同社は製品への実装コンサルから認証サービス、さらに製品の保守・運用までをトータルで提供することが可能となる。なお、「端末証明書発行」はシマンテック社と、「サイバー攻撃検知・分析」に関してはシマンテック社などセキュリティベンダ各社との協業により展開する予定。同社の製品では、IP-PBXや監視カメラから展開を図るとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  7. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  8. 「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

    「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

  9. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  10. データスコープ社製の顔認証カメラに脆弱性

    データスコープ社製の顔認証カメラに脆弱性

ランキングをもっと見る