銃撃にも耐えられる防弾ステンレス製スピードドームカメラを展示(スリーディー) | ScanNetSecurity
2025.12.12(金)

銃撃にも耐えられる防弾ステンレス製スピードドームカメラを展示(スリーディー)

スリーディーは「危機管理産業展2015」にて、銃撃を受けても壊れることがない防弾ステンレス製スピードドームカメラ「THS-EXPTS212ZW」などの展示を行った。

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海賊の攻撃にもビクともしないステンレス製の「THS-EXPTS212ZW」(撮影:防犯システム取材班)
海賊の攻撃にもビクともしないステンレス製の「THS-EXPTS212ZW」(撮影:防犯システム取材班) 全 4 枚 拡大写真
 スリーディーは「危機管理産業展2015」にて、銃撃を受けても壊れることがない防弾ステンレス製スピードドームカメラ「THS-EXPTS212ZW」などの展示を行った。

 同製品は海賊の往来がある地域を航行する船舶や、海上の治安を守る司法機関での導入を想定している。製品の説明をしてくれた同社社長の佐藤氏によれば、近年、海賊は、証拠映像を残させないことと、船の監視体制の弱体化を目的に、襲撃時にまず船に設置された監視カメラの破壊から始めるという。

 そうした背景があり、この製品が開発されたとのこと。一塊のステンレスから成形していき、極力接合部を無くすことで、銃撃にも耐えうる強度を実現し、レンズが覗く窓も20mm以上の厚さのガラスで覆われている。内部に搭載されるカメラは、1/4インチCCDを採用したドームカメラで、焦点距離は3.4mm~122.4mm、光学36倍自動焦点レンズを採用。

 また、「THS-EXPTS212ZW」の普及価格版かつ軽量版といえるのがアルミ製の「THS-EX212ZW」(「THS-EXPTS212ZW」が約30kgなのに対して約3kg)。

 どういった利用ニーズがあるのかといえば、政情が不安定な地域にある大使館などの重要施設や日本法人の施設の監視用途となる。こちらも防弾性能を持ち、投石くらいではビクともしない強度を有している。搭載されるカメラのスペックは、「THS-EXPTS212ZW」と同等となり、強度面の違いが価格差となっている。

 具体的な金額が公表されていないが、「THS-EXPTS212ZW」が数百万円以上で、「THS-EX212ZW」は数十万円で購入可能。いずれも頻繁に購入される製品ではないため、カタログなどには載っていないが、同社に問い合わせれば随時対応するという。

銃撃されても壊れない!スリーディーの防弾ステンレス製監視カメラ

《防犯システム取材班@RBB TODAY》

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