Linuxが組み込まれたIoT機器を標的とした攻撃を観測、機器の情報確認を(警察庁)
警察庁は、Linuxが組み込まれたIoT機器を標的とした攻撃を観測したとして、「@police」において注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
宛先ポート23/TCPに対するアクセスについて分析を行ったところ、不正なプログラムをダウンロードして実行させる攻撃が存在していることを確認した。この不正なプログラムは、一般に広く採用されているCPU「X86」で動作するLinuxには感染しないものであった。「ARM」「MIPS」「PowerPC」「SuperH」のCPUで動作しているLinuxを標的とした不正なプログラムであることを確認しているという。感染するとボット化され、攻撃者の命令で動作してしまう。感染した機器の挙動として、感染拡大を狙ったさらなる探索(Telnet探索、宛先ポート53413/UDPに対するアクセス)等を確認している。警察庁では、現在利用している機器について、最新のセキュリティ情報を確認するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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