Linuxが組み込まれたIoT機器を標的とした攻撃を観測、機器の情報確認を(警察庁) | ScanNetSecurity
2026.06.28(日)

Linuxが組み込まれたIoT機器を標的とした攻撃を観測、機器の情報確認を(警察庁)

警察庁は、Linuxが組み込まれたIoT機器を標的とした攻撃を観測したとして、「@police」において注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
宛先ポート23/TCP に対するアクセス件数の推移
宛先ポート23/TCP に対するアクセス件数の推移 全 3 枚 拡大写真
警察庁は12月15日、Linuxが組み込まれたIoT機器を標的とした攻撃を観測したとして、「@police」において注意喚起を発表した。同庁では、ネットワークに接続された機器を遠隔で操作するTelnetで利用されるポート「23/TCP」に対するアクセスが2014年以降、高い水準で推移していることを把握しており、過去にも注意喚起を発表している。これらの多くはインターネットに接続されたルータ、Webカメラ、ネットワークストレージ、デジタルビデオレコーダ等のLinuxが組み込まれたIoT機器が発信元であり、何らかの手法により攻撃者に乗っ取られ、攻撃の踏み台として悪用されていると考えられるという。

宛先ポート23/TCPに対するアクセスについて分析を行ったところ、不正なプログラムをダウンロードして実行させる攻撃が存在していることを確認した。この不正なプログラムは、一般に広く採用されているCPU「X86」で動作するLinuxには感染しないものであった。「ARM」「MIPS」「PowerPC」「SuperH」のCPUで動作しているLinuxを標的とした不正なプログラムであることを確認しているという。感染するとボット化され、攻撃者の命令で動作してしまう。感染した機器の挙動として、感染拡大を狙ったさらなる探索(Telnet探索、宛先ポート53413/UDPに対するアクセス)等を確認している。警察庁では、現在利用している機器について、最新のセキュリティ情報を確認するよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

    狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

  2. セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

    セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

  3. 個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

    個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

  4. 山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

    山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

  5. KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

    KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

ランキングをもっと見る
PageTop