2つのセキュリティ関連レポートを公開、経営層の認識の低さが露呈(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

2つのセキュリティ関連レポートを公開、経営層の認識の低さが露呈(日本IBM)

日本IBMは、「2015 Securing the C-Suite(2015 IBMセキュリティー・スタディー)」および「2015年下半期Tokyo SOC情報分析レポート」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は2月29日、「2015 Securing the C-Suite(2015 IBMセキュリティー・スタディー)」および「2015年下半期Tokyo SOC情報分析レポート」を発表した。

「2015 IBMセキュリティー・スタディー」は、グローバルで発表されている「2015 Securing the C-Suite」の日本語版で、世界28カ国18業種、702名のCEO、COO、CFO、CIO、CMOなどの経営層を対象に、サイバーセキュリティに関するインタビューを実施した結果に基づくもの。CISOを外すことで、セキュリティを専門としない経営層の傾向を明らかにしている。

これによると、経営層の80%は「今後2年以内に自社にサイバーセキュリティ事故が起こる可能性」を50%以下と考えていた。また、サイバーセキュリティ対策に自信を持っているCEOは51%にとどまり、もっとも低い割合となった。さらに、脅威に対する認識もセキュリティ専門家とは相違があった。

「2015年下半期Tokyo SOC情報分析レポート」では、「約74%の組織でドライブ・バイ・ダウンロード攻撃を確認」「不特定多数を狙ったメール攻撃は『短期』『集中』『使い捨て』」「ランサムウェアを用いた攻撃活動の増加」が主な報告となっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop