「ばらまき型」標的型攻撃が継続、不正送金の被害額は30億7千万円を超える(警察庁)
警察庁は、「平成27年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢について」をまとめ、発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
また、サイバー空間における探索行為が増加しており、インターネットとの接続点に設置したセンサーに対するアクセス件数が、1日1IPアドレス当たり729.3件を記録した。ルータや監視カメラ等の組込み機器を標的とした探索行為等が増加しているという。サイバー犯罪の情勢では、平成27年中のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害額は約30億7,300万円となり、過去最高を更新した。さらに発表では、国境を越えて行われるサイバー犯罪に係る事件の検挙を取り上げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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