例年より飛散の早い花粉に詐欺サイトも敏感に反応、商品も多様化(BBソフトサービス) | ScanNetSecurity
2024.05.14(火)

例年より飛散の早い花粉に詐欺サイトも敏感に反応、商品も多様化(BBソフトサービス)

BBソフトサービスは、「インターネット詐欺リポート(2016年2月度)」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
2016年2月のネット詐欺検知数
2016年2月のネット詐欺検知数 全 2 枚 拡大写真
BBソフトサービス株式会社は3月18日、「インターネット詐欺リポート(2016年2月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、2月のインターネット詐欺サイトの検知数は772,027件で、前月より20.1%減少した。

内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトは53.58%、フィッシング詐欺サイトは36.24%、マルウェア感染サイトは0.8%、ボーガスウェア配布サイトは7.35%、ぜい弱性悪用サイトは2.03%を占めていた。特にフィッシング詐欺サイトが増加している。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで16.45%、Androidで75.73%、iOSで44.67%となっている。

2月度は、花粉症対策グッズの詐欺サイトの増加が確認された。今年は例年より早く花粉の飛散が始まったことを受け、詐欺サイトも例年より早く増加した。商材は例年のマスクやアイウェアだけでなく、空気清浄機などの高額商品も展開されており、商品の多様化が進んでいると指摘している。このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、不正なプログラムを仕込まれクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性もある。さらに2月から4月にかけて、ホワイトデーや新生活をターゲットにした商材の詐欺サイトの急増が予想されるため、注意が必要としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  2. 東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

    東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

  3. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  4. TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

    TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

  5. ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

    ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

  6. テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

    テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

  7. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  8. 東京電力エナジーパートナー、電力・ガス取引監視等委員会からの報告徴収に対する報告書提出

    東京電力エナジーパートナー、電力・ガス取引監視等委員会からの報告徴収に対する報告書提出

  9. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  10. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

ランキングをもっと見る