安全に見えるアプリを連携させることで複合的な攻撃を行うケースを確認(マカフィー)
マカフィーは、McAfee Labsによる「2016年第1四半期の脅威レポート」を発表した。
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また、新しいモバイルマルウェアのサンプル数が前四半期比で17%増加したほか、Mac OSを狙うマルウェアが急増している。さらに、サイバー犯罪者が個別では不正に見えない2つ以上のモバイルアプリを連携させることで、スマートフォンのユーザに対して複合的な攻撃を行う「モバイルアプリによる共謀型攻撃」の動向について解説している。
このような共謀型攻撃の挙動は、モバイル向けのビデオストリーミング アプリ、健康管理アプリ、旅行計画アプリなどの便利なサービスを提供するアプリに見られ、McAfee Labsでは21種類5,000バージョン以上のアプリを発見している。ユーザがこれら21種類のモバイルアプリを基本的なソフトウェア アップデートを定期的に実施せず、古いバージョンのアプリを使い続けると、共謀型攻撃を受ける可能性が高まるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》