メール攻撃に使用される日本語が洗練され、判断が困難に--上半期レポート(日本IBM) | ScanNetSecurity
2021.10.27(水)

メール攻撃に使用される日本語が洗練され、判断が困難に--上半期レポート(日本IBM)

日本IBMは、「2016年上半期Tokyo SOC情報分析レポート」を発表した。

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー
悪意あるファイルが添付された不正メールの検知数推移
悪意あるファイルが添付された不正メールの検知数推移 全 4 枚 拡大写真
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は9月8日、「2016年上半期Tokyo SOC情報分析レポート」を発表した。同レポートは、世界10拠点のIBM SOCにて観測したセキュリティイベント情報にもとづき、主に日本国内の企業環境で観測された脅威動向を、Tokyo SOCが独自の視点で分析・解説したもの。

2016年上半期にTokyo SOCで検知した不正メールの件数は、2015年下半期と比較し16.4倍に急増した。また、不正な添付ファイルの形式はZIPで圧縮されたJavaScript形式のファイルが大半を占め、感染するマルウェアも多くはランサムウェアまたは金融マルウェアであった。ドライブ・バイ・ダウンロード攻撃の検知件数は前期の6分の1以下と大幅に減少しており、攻撃者の攻撃手法がメールに移行していると指摘している。

また、メール攻撃に使用される日本語が洗練されてきており、これは正規のメールや公開情報を流用したと考えられるという。文面のみでは不正なメールかどうかの判断をすることが困難な状況としている。なお、こうしたメールにより感染するマルウェアのほとんどは金融マルウェアであることも判明している。レポートではこのほか、公開サーバに対する攻撃の送信元IPアドレスの18.4%が30日以上継続的に活動していることなどを紹介している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

特集

アクセスランキング

  1. 埼玉大学の学内サーバへ不正アクセス、PCの脆弱なパスワードが原因に

    埼玉大学の学内サーバへ不正アクセス、PCの脆弱なパスワードが原因に

  2. 三菱電機管理のネットワークに海外から不正アクセス、顧客に関する情報の一部が流出

    三菱電機管理のネットワークに海外から不正アクセス、顧客に関する情報の一部が流出

  3. 群馬大学のメールサーバが踏み台に、約57万件の迷惑メールを送信

    群馬大学のメールサーバが踏み台に、約57万件の迷惑メールを送信

  4. PPAPの運用失敗、パスワード通知メールに名簿を添付したまま送信

    PPAPの運用失敗、パスワード通知メールに名簿を添付したまま送信

  5. 若手社員の半数以上「情報漏えいより締め切りが大切」IT部門との確執浮き彫り

    若手社員の半数以上「情報漏えいより締め切りが大切」IT部門との確執浮き彫り

  6. 東京2020で約4.5億回のセキュリティイベントに対処した“NTTの貢献”

    東京2020で約4.5億回のセキュリティイベントに対処した“NTTの貢献”

  7. 廃棄文書をトラックで運搬中に段ボール箱6箱が落下、遺失物として連絡あり発覚

    廃棄文書をトラックで運搬中に段ボール箱6箱が落下、遺失物として連絡あり発覚

  8. 徳島県国民健康保険団体連合会が専用回線で誤送信、再送信処理でのシステム仕様に問題

    徳島県国民健康保険団体連合会が専用回線で誤送信、再送信処理でのシステム仕様に問題

  9. GhostScript において任意のコードが実行可能となるディレクトリへのアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    GhostScript において任意のコードが実行可能となるディレクトリへのアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

  10. proofpoint Blog 第6回「そのサンドボックス運用にはご注意を! BCCモードのサンドボックス解析による大きなリスク」

    proofpoint Blog 第6回「そのサンドボックス運用にはご注意を! BCCモードのサンドボックス解析による大きなリスク」

ランキングをもっと見る