無線LANルータ機能付きポータブルストレージに任意コマンド実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、アイ・オー・データ機器が提供する、無線LANルータ機能を搭載したポータブルストレージ機器「WFS-SR01」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「WFS-SR01 ファームウェアバージョン 1.10 およびそれ以前」には、任意のコマンド実行(CVE-2016-7806)、およびアクセス制限不備(CVE-2016-7807)の脆弱性が存在する。想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該機器上で任意のコマンドを実行されたり、挿入されたSDカード等にアクセスされる可能性がある。JVNでは、ポケットルータ機能を使用しないことで、同脆弱性の影響を回避できるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》