報奨金は100~2万ドル、3DSのバグバウンティプログラム開始(任天堂) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

報奨金は100~2万ドル、3DSのバグバウンティプログラム開始(任天堂)

任天堂は、海外向け脆弱性調整/バグ報奨金プラットフォームのHackerOneを通じて、3DS本体のバグ発見者に報奨金を支払うプログラムを開始しました

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
3DSのバグを発見して賞金ゲット?任天堂が海外で報奨金プログラムを開始
3DSのバグを発見して賞金ゲット?任天堂が海外で報奨金プログラムを開始 全 1 枚 拡大写真
任天堂は、海外向け脆弱性調整/バグ報奨金プラットフォームのHackerOneを通じて、3DS本体のバグ発見者に報奨金を支払うプログラムを開始しました

3DSファミリーの脆弱性情報にのみ関心があるという任天堂によれば、「ゲームアプリケーションのダンピング」「コピーされたゲームアプリケーションの実行」などのいわゆる海賊行為(著作権侵害)、「ゲームアプリケーションの改造」「セーブデータの改造」といった不正行為、そして子どもへの不適切コンテンツの普及を防止することに注力しているとのこと。

そのため、任天堂は3DSに搭載されている2つのCPU、ARM 11およびARM 9に関する脆弱性、もしくは3DSハードウェアに関する脆弱性の情報を求めているようです。任天堂から第1発見者に支払われる報奨金は、100ドルから20,000ドルになりますが、報告された脆弱性に対処するかは任天堂が決定する権利を持ち、報酬額は、情報の重要性と報告書の品質に依存します。

また、発見者によって報告された脆弱性が任天堂によって修正されたとしても、古いバージョンのシステムでは依然として脆弱性は存在したままとなります。このことから、発見者は、報告した脆弱性を公表してはならない、ということに同意する必要があるとのことです。

なお、HackerOneへの報告に国籍などの指定はありませんが、レポートは英語で書かなければならず、使用している3DSの機種(New 3DS、初期型3DSなど)、3DSを使用しているリージョンなど、いくつかのテンプレートに従って執筆する必要がありますので、詳しくはこちらを参照ください。

3DSのバグを発見して賞金ゲット?任天堂が海外で報奨金プログラムを開始

《秋夏》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  3. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  4. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  5. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  6. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  7. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  8. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

  9. インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

    インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

  10. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

ランキングをもっと見る