「MakeShop」元従業員、店舗側顧客情報や営業関連データ持ち出し(GMOメイクショップ) | ScanNetSecurity
2025.12.12(金)

「MakeShop」元従業員、店舗側顧客情報や営業関連データ持ち出し(GMOメイクショップ)

GMOメイクショップは、元従業員による情報の不正持ち出しが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
「MakeShop」元従業員、店舗側顧客情報や営業関連データ持ち出し(GMOメイクショップ)
「MakeShop」元従業員、店舗側顧客情報や営業関連データ持ち出し(GMOメイクショップ) 全 1 枚 拡大写真
GMOメイクショップ株式会社は2月16日、元従業員による情報の不正持ち出しが判明したと発表した。これは元従業員が同社の退職後、個人で業務を請け負っていた会社(A社)の関係者から、GMOメイクショップで知り得た顧客情報および営業関連データを持ち込んでいる可能性があると通報を受けたことが端緒。

同社が調査を行ったところ、元従業員はこれらの情報を自らが保有するハードディスクドライブ(HDD)に記録し、A社から貸与を受けていたノートPCに保存していたことが判明した。

元従業員により持ち出された情報の内容と件数は以下の通り。

・総件数:32,800件

1:GMOメイクショップが提供する「MakeShop」サービスを利用してネットショップを開設している店舗の運営者情報:28,001件(ショップID、企業名、住所、電話番号、運営者名、メールアドレス)、このうち、13,495件の店舗では、売上に関する情報(ショップID、商品数、平均商品単価、ショップ会員数、月間流通額、月間注文数)が持ち出されていた。

2:GMOメイクショップ代理店の担当者情報:4,579件(企業名、住所、電話番号、担当者名)

3:GMOメイクショップ主催のセミナー参加者情報:220件(企業名、住所、電話番号、氏名)。なお、クレジットカード情報は同社では保有していない。また、店舗での購入者に関する情報についても、元従業員にはアクセス権限がなかったため持ち出されてはいない。

同社では、A社から当該ノートPCの貸与を受け、顧客情報などを確認し、その場で削除している。また、元従業員が持ち出しに使用したHDDは同社で管理し、フォレンジック調査を外部専門機関に依頼しているという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  2. 北大研究室に「学生風の人物」侵入しパソコン操作 106名の学生情報漏えいの可能性「頼まれた」と説明し退室

    北大研究室に「学生風の人物」侵入しパソコン操作 106名の学生情報漏えいの可能性「頼まれた」と説明し退室

  3. 警察の電話番号が着信先に表示 ~ IPSPRO が海外の通信事業者に提供した回線が不正利用され特殊詐欺事件につながった疑い

    警察の電話番号が着信先に表示 ~ IPSPRO が海外の通信事業者に提供した回線が不正利用され特殊詐欺事件につながった疑い

  4. 新サーバ移行中にファイアウォール機能が有効化されていなかったことが原因 ~ ソウェルクラブの会員管理システムに不正アクセス

    新サーバ移行中にファイアウォール機能が有効化されていなかったことが原因 ~ ソウェルクラブの会員管理システムに不正アクセス

  5. サーバ仮想化市場が活性化、競合各社が魅力的な VMware 代替製品開発に注力 ~「今こそ乗り換えを検討すべき時期(Gartner)」

    サーバ仮想化市場が活性化、競合各社が魅力的な VMware 代替製品開発に注力 ~「今こそ乗り換えを検討すべき時期(Gartner)」

ランキングをもっと見る
PageTop