D-Link製VPNファイアウォールに、管理機能を操作される脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、D-Linkが提供するVPNファイアウォール機器「DIR-130」および「DIR-330」のリモートログインページに複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
ファームウェアバージョン「1.23」の「DIR-130」、および同「1.12」の「DIR-330」には、キャプチャリプレイによる認証回避(CVE-2017-3191)と不十分な認証情報の保護(CVE-2017-3192)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、当該機器における管理者アカウントの認証情報を取得され、管理機能の操作が行われる可能性がある。JVNでは、機器へのアクセスの制限や、リモート管理機能の無効化により、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》