2016年のDLP市場規模は56億円、暗号化・鍵管理は129億円、今後3%台で成長(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

2016年のDLP市場規模は56億円、暗号化・鍵管理は129億円、今後3%台で成長(IDC Japan)

IDC Japanは、情報保護対策製品の国内市場予測を発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
国内情報保護管理市場 機能別 売上額予測、2014年~2021年
国内情報保護管理市場 機能別 売上額予測、2014年~2021年 全 1 枚 拡大写真
IDC Japan株式会社は4月18日、情報保護対策製品の国内市場予測を発表した。情報保護対策製品には、DLPやエンドポイント暗号化、セキュアメッセージング(暗号化)、鍵管理、エンタープライズライツマネージメント(ERM)システム、セキュアなドキュメント共有やコラボレーションなどの情報保護対策機能が含まれる。

同市場は、国内だけでなく海外の法規制への対応をはじめ、クラウド環境に対する暗号化や鍵管理、DLPへの需要が拡大するとIDCではみている。また、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックと大規模なイベントでの標的型サイバー攻撃の多発が予測されていることから、情報漏えい対策への強化として情報保護管理市場への需要が拡大するとみている。

国内DLP市場の2016年~2021年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は3.9%で、市場規模(売上額ベース)は2016年の56億円から、2021年には68億円に拡大すると予測している。また、国内暗号化・鍵管理市場の2016年~2021年のCAGRは3.5%で、市場規模(売上額ベース)は2016年の129億円から、2021年には153億円に拡大すると予測している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  5. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  6. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  7. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  8. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  9. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る