富士ゼロックスが提供する複数の製品に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、富士ゼロックス製の複数の製品にDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
富士ゼロックスが提供する複数の製品のインストーラ、およびDocuWorks自己解凍文書には、DLLを読み込む際や、自己解凍文書を実行する際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-10848、CVE-2017-10849、CVE-2017-10850、CVE-2017-10851)が存在する。これらの脆弱性により、インストーラ起動時に管理者権限で任意のコードを実行されたり、DocuWorks自己解凍文書を実行したユーザの権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラの使用、最新版へのアップデートを呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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