サポート終了のモバイルルータ「PWR-Q200」に脆弱性、使用中止を呼びかけ(JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.12(日)

サポート終了のモバイルルータ「PWR-Q200」に脆弱性、使用中止を呼びかけ(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、NTT東日本が提供するモバイルWi-Fiルータ「PWR-Q200」に、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月22日、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が提供するモバイルWi-Fiルータ「PWR-Q200」に、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.8。坂口俊文氏が報告を行った。

「PWR-Q200 すべてのファームウエアバージョン」は、送信されるDNSクエリのソースポート番号が固定されていることが原因で、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性(CVE-2017-10874)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によりDNSレスポンスを偽装され、LAN内の端末を悪意のあるサーバに誘導される可能性がある。JVNでは、同製品のサポートがすでに終了しているため、使用を停止するよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

    古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

  2. 銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

    銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

  3. 竹内製作所の連結子会社にランサムウェア攻撃、サーバに保管されている一部のファイルが暗号化

    竹内製作所の連結子会社にランサムウェア攻撃、サーバに保管されている一部のファイルが暗号化

  4. 自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

    自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

  5. 日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

    日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

ランキングをもっと見る
PageTop